バケーションクラブとは?仕組みとメリット・デメリットをDVC・MVCオーナーが解説

バケーションクラブとは、どのような仕組みなのでしょうか。普通のホテル宿泊との違いや、高額な購入費に見合う価値があるのか気になっている方も多いと思います。
私は2016年にディズニー・バケーション・クラブ(DVC)を購入し、バケーションクラブの魅力を実感しました。その経験がきっかけとなり、2022年10月にマリオット・バケーション・クラブ(MVC)も購入し、2024年10月には追加購入しています。
この記事では、バケーションクラブの仕組みをMVCを例に解説します。購入費や年間維持費、メリット・デメリット、後悔しやすい理由、向いている人まで、DVCとMVCを実際に所有している経験をもとにまとめました。
バケーションクラブは、すべての人におすすめできるものではありません。一方で、旅行の頻度や過ごし方が合えば、将来のバケーションを長期的に確保できる魅力的な仕組みです。
この記事で仕組みや注意点を確認したうえで、MVCの説明会でもらえる特典や参加条件を知りたい方は、マリオット・バケーション・クラブ説明会の記事をご覧ください。
バケーションクラブとは?

バケーションクラブとは、リゾートを利用するための権利を購入し、毎年の旅行に活用するバケーション・オーナーシップです。タイムシェアと呼ばれることもあります。
ここでは、私が所有するマリオット・バケーション・クラブ(MVC)を例に説明します。
毎年使える「滞在の権利」を所有する
通常のホテルでは、旅行のたびに宿泊料金を支払います。
一方、MVCでは、最初に一定規模の所有権を購入します。購入した権利に応じて毎年バケーションポイントが付与され、そのポイントを使って対象リゾートを予約します。
イメージとしては、将来のホテル代を先に支払い、毎年のバケーションに使える権利を所有する仕組みです。
ただし、購入後の宿泊がすべて無料になるわけではありません。所有している間は年間維持費がかかり、施設や地域によって税金や手数料が必要になる場合もあります。
ポイント数が所有権の規模になる

ポイント制のMVCでは、購入する所有権の規模をバケーションポイントで表します。
購入ポイントが多いほど、原則として毎年付与されるポイントも多くなり、長く滞在したり、広い客室や眺望のよい客室を選んだりしやすくなります。その一方で、購入費と年間維持費も大きくなります。
必要なポイント数は、旅行先、宿泊時期、泊数、客室タイプ、眺望などによって異なります。保有ポイントの範囲で、短期間の豪華な滞在に使うことも、必要ポイントの少ない時期を選んで長く滞在することもできます。
現在販売されているMVCはポイント制が原則ですが、例外もあります。また、従来の週権利を所有しているオーナーもいます。
客室は長期滞在を想定したヴィラタイプが中心


MVCには一般的なホテルタイプの客室もありますが、1〜3ベッドルームのヴィラタイプが多いことが特徴です。1ベッドルーム・ヴィラになると、一般的なホテルでいうスイートルームクラスの広さがあります。
客室によって設備は異なりますが、次のようなものが用意されています。
- 寝室とは別のリビング・ダイニング
- 大型冷蔵庫やオーブンを備えたフルキッチン
- 電子レンジや食器洗い機
- 洗濯機・乾燥機



広い客室で自炊や洗濯をしながら過ごせるため、ホテルへ泊まるというより、旅先で暮らすような滞在ができます。
マリオット以外のバケーションクラブ施設も利用できる
MVCの利用先は、マリオットの名前が付いた施設だけではありません。
契約や利用条件によりますが、マリオット・バケーション・クラブのほか、ザ・リッツ・カールトン・クラブ、シェラトン・バケーション・クラブ、ウェスティン・バケーション・クラブなどの対象施設も選択肢になります。

公式リゾート一覧を重複URLを除いて数えると、2026年8月11日時点で合計100施設が掲載されています。
| ブランド | 公式一覧の掲載施設数 |
|---|---|
| マリオット・バケーション・クラブ | 70施設 |
| ウェスティン・バケーション・クラブ | 12施設 |
| シェラトン・バケーション・クラブ | 9施設 |
| ザ・リッツ・カールトン・クラブ | 5施設 |
| グランドレジデンス・バイ・マリオット | 2施設 |
| ブランドなし | 2施設 |
| 合計 | 100施設 |
また、全100施設のうち、公式サイトでゴルフを楽しめる施設として掲載されているのは84施設あるので、ゴルフが好きな人にとってはメリットの1つになります。


マリオットバケーションクラブの仕組み
MVCの購入から利用までの流れは、次のように整理できます。
1.最初に所有権を購入する
オーナーになるには、最初にバケーションポイントで表される所有権を購入します。
購入費はポイント数や販売条件によって変わります。1,000ポイントを購入する場合、1ドル160円で換算すると、最低でも250万円前後が一つの目安です。
ただし、MVCはドル建てで購入するため、為替の影響を大きく受けます。同じドル価格でも、円安になれば日本円の負担は増え、円高になれば安くなります。
通常の販売単位は2,000ポイントからですが、交渉によって1,000ポイントから購入できる場合もあります。私も最初は1,000ポイントで購入しました。その後、実際に使ってポイントが足りないと感じ、2024年10月に1,000ポイントを追加購入したため、現在は合計2,000ポイントのオーナーです。
MVC2,000ポイントの価格感をDVCの公式価格で考える
バケーションクラブの購入費は大きな金額になるため、具体例があった方が規模をイメージしやすいと思います。
MVCは公式サイトで販売価格を公開していません。そのため、ここでは、価格を公表しているDVCのアウラニ150ポイントを例に説明します。

まず、宿泊に使える規模の目安では、DVCの150ポイントはMVCの約2,000ポイントと思ってください。DVCとMVCでは権利内容、利用施設、販売条件が異なるため、あくまで宿泊規模をイメージするための目安です
私の購入経験をもとにした大まかな価格感では、MVCの2,000ポイントは、DVCアウラニ150ポイントの公式価格より少し安いイメージです。ただし、MVCの販売価格や特典は契約時期によって異なり、為替の影響も受けるため、具体的な金額は説明会で確認してください。
DVC公式資料によると、2026年2月10日時点のアウラニの販売価格は1ポイント243ドルです。
| 購入例 | 計算 | 購入価格 |
|---|---|---|
| DVCアウラニ150ポイント | 243ドル×150ポイント | 36,450ドル |
| 1ドル160円で換算 | 36,450ドル×160円 | 5,832,000円 |
DVCアウラニを150ポイント購入する場合、1ドル160円なら約583万円が購入価格の目安です。
このほかに、購入時の諸費用や毎年の年間管理費がかかります。また、DVCの販売価格はホームリゾートによって異なり、将来変更される可能性もあります。
購入時にボーナスポイントなどの特典が付く場合がある

購入時には、ほとんどの場合、ボーナスポイントや年間維持費に関する特典が付きます。
私が購入したときは、2年間有効の2,000ポイントを購入特典として受け取り、初年度の年間維持費も無料になりました。
購入特典の内容は時期や契約条件によって変わります。ボーナスポイントが付くことは多いようですが、ポイント数、有効期限、年間維持費の優遇などが同じとは限りません。契約を検討するときは、その時点で適用される特典と利用条件を確認してください。
2.毎年バケーションポイントが付与される
購入した権利に基づき、原則として毎年一定のバケーションポイントが付与されます。
そのポイントを使い、対象施設の空室から旅行先、宿泊日、客室タイプを選んで予約します。
必要ポイントは施設や時期によって異なります。ハワイの人気施設や広い客室は多くのポイントが必要になる一方、アジアの施設や時期を選べば、少ないポイントで広い客室へ長く滞在できる場合があります。
コオリナでは1泊何ポイント必要?

マリオット・コオリナ・ビーチ・クラブのポイントチャートから、スタジオと1ベッドルーム・ヴィラの1泊分だけを抜き出すと、次のとおりです。
| 客室 | 眺望 | 日〜木曜日 | 金・土曜日 |
|---|---|---|---|
| スタジオ | マウンテンビュー | 205ポイント | 340ポイント |
| スタジオ | オーシャンビュー | 270ポイント | 360ポイント |
| 1ベッドルーム・ヴィラ | マウンテンビュー | 355ポイント | 575ポイント |
| 1ベッドルーム・ヴィラ | オーシャンビュー | 465ポイント | 625ポイント |
これは2026年のポイントチャートに掲載された対象期間の一例です。必要ポイントは宿泊時期によって変わります。

宿泊日数を重視して必要ポイントの少ない日〜木曜日を選ぶと、例えば次のような使い方ができます。
- 1,000ポイント:スタジオ・マウンテンビューに4泊で820ポイント
- 1,000ポイント:スタジオ・オーシャンビューに3泊で810ポイント
- 2,000ポイント:1ベッドルーム・ヴィラのマウンテンビューに5泊で1,775ポイント
- 2,000ポイント:1ベッドルーム・ヴィラのオーシャンビューに4泊で1,860ポイント
また、アジアの施設では、コオリナと比べて3分の1ほどのポイントで泊まれる場合もあります。必要ポイントは施設や時期、客室タイプによって異なりますが、行き先を柔軟に選べば、同じポイントで宿泊日数を増やすことができます。
このように、同じ保有ポイントでも、客室の広さ、眺望、曜日によって宿泊できる日数が変わります。
コオリナの客室や設備、プール、周辺環境については、マリオット・コオリナ・ビーチ・クラブ完全ガイドで詳しく紹介しています。

3.ポイントを繰り越し・前借りして調整する

使わなかったポイントを翌年へ繰り越したり、翌年分を前借りしたりすることもできます。
複数年分をまとめれば、通常より広い客室を選んだり、宿泊日数を増やしたりできます。
ただし、繰り越しには申請期限があります。一度移動したポイントを元の年度へ戻せない場合や、期限までに利用しなければ失効する場合もあります。契約ごとのルールを確認し、計画的に管理する必要があります。

4.購入後も年間維持費がかかる
MVCでは、所有権の購入後も年間コストが発生します。
年間維持費は、リゾートの管理、修繕、運営、税金などに充てられます。一般的な不動産を所有すると管理費や固定資産税が発生するのと同じように、バケーションクラブを維持するための必要経費です。
年間維持費は、所有するポイント数が多いほど高くなります。基本的には毎年上昇していく傾向があり、将来も同じ金額とは限りません。また、ドルで支払う場合は為替の影響も受けます。
旅行しない年でも年間維持費の支払いは続きます。購入費だけでなく、長期的な維持費まで考えて契約する必要があります。
5.ポイントがあっても空室は保証されない
バケーションポイントは宿泊に使う権利ですが、希望日の空室を保証するものではありません。
繁忙期を考えるときは、日本より米国の旅行シーズンを意識する必要があります。クリスマスや年末年始は日本と米国に共通する繁忙期ですが、ゴールデンウィークやお盆は日本特有です。一方、米国の学校休暇や感謝祭などは、日本では通常の旅行時期でも予約が混み合う可能性があります。
MVCは米国を中心に展開しているため、日本のカレンダーだけで空室を判断しない方がよいでしょう。
私は特にハワイを約1年前から予約していますが、すべての旅行先で1年前の予約が必要なわけではありません。施設や時期を柔軟に選べるなら、急がなくても予約できることがあります。また、MVCの日本語版オーナーガイドには、空室状況やオーナーレベルなどの条件によって、チェックイン直前に通常より少ないポイントで予約できる制度も案内されています。
マリオットバケーションクラブには2種類の権利形態がある
日本人向けに販売されるMVCには、主に2つの権利形態があります。
| 販売元・販売地域 | 権利形態 | 特徴 |
|---|---|---|
| マリオット・アジア・パシフィック/日本を含むアジア地域 | リースホールド | 2056年までの期限付き権利 |
| ハワイで販売される権利 | フィーシンプル | 土地付き永久所有権 |
日本国内の説明会で販売される権利は、2056年までの期限があるリースホールドです。
一方、私がハワイのコオリナで購入したMVCは、土地付き永久所有権です。権利放棄をしない限り所有権が続き、譲渡や相続もできます。
同じMVCでも、どこで、どの会社から購入するかによって契約内容は異なります。説明会では、ポイントや購入費だけでなく、権利形態、契約期限、譲渡や手放し方まで確認することが大切です。
通常のホテル宿泊との違い
MVCと通常のホテル宿泊の違いをまとめると、次のようになります。
| 比較項目 | MVC | 通常のホテル宿泊 |
|---|---|---|
| 費用 | 最初に所有権を購入し、年間維持費も支払う | 旅行のたびに宿泊料金を支払う |
| 予約 | ポイント、空室、予約開始時期の影響を受ける | 空室と予算に応じて選ぶ |
| 客室 | キッチンやリビングを備えたヴィラタイプが多い | ベッドとバスルームを中心とした客室が多い |
| 旅行計画 | 人気施設・繁忙期は早めに検討。条件によっては直前のポイント割引もある | 空室と予算に応じて予約する |
| 継続負担 | 利用しない年も年間維持費がかかる | 宿泊しなければ宿泊料金はかからない |
| 過ごし方 | リゾートで暮らすように連泊する | 観光や短期滞在にも使いやすい |
Marriott Bonvoyとは別の制度

MVCとMarriott Bonvoyは別の制度です。
対象となるMVCの宿泊はMarriott Bonvoyの年間宿泊実績に加算されます。一方、通常のマリオットホテルで受けられる客室アップグレード、レイトチェックアウト、朝食無料などのエリート特典は、MVC施設では基本的に対象外です。
マリオットホテルを継続して利用している人には宿泊実績が増えるメリットがありますが、ホテルと同じ特典を期待しないよう注意が必要です。

私が感じるバケーションクラブのメリット
スイートルーム級の広い客室で暮らすように滞在できる
私が感じる一番の魅力は、広いヴィラで暮らすように滞在できることです。
寝室とは別にリビングがあり、夫婦や家族で長く滞在してもゆっくり過ごせます。フルキッチンがあれば、現地のスーパーで食材を買い、好きな時間に料理をすることもできます。



米国のように外食費が高い場所では食費の節約になりますが、節約だけが目的ではありません。現地の食材を選び、料理をすること自体も旅行の楽しみです。
ハワイだけでなく世界のリゾートで使える

MVCでは、ハワイだけでなく、米国本土やアジアなどの対象施設も利用できます。
私はコオリナ、カウアイ、ワイキキ、バリ、サンフランシスコ、ワイコロアなどで利用してきました。今後はプーケットにも滞在する予定です。

同じブランドの中で、旅行先や過ごし方の選択肢を広げられることに魅力を感じています。
将来のホテル料金上昇に備えられる

ホテルの現金料金は、物価、需要、為替などによって上昇します。特にハワイのリゾートや広い客室は、2016年当時と比べて高くなりました。
バケーションクラブの年間維持費も上がります。私が所有するDVCでは、75ポイント分の年間管理費が2016年の509ドルから、2026年には825.15ドルになりました。10年間で約1.62倍です。
それでも、宿泊に必要なバケーションポイントは、ホテルの現金料金のようにインフレに合わせて上がることはありません。毎年付与されるポイントで将来の宿泊を確保できることは、私がバケーションクラブに感じる大きな魅力です。
維持費や為替の影響は受けますが、将来の宿泊権利を先に購入するという意味で、インフレ対策の一つになると考えています。
駐車場を無料で利用できる施設がある

レンタカーを利用する人にとって、駐車料金を抑えられることも大きなメリットです。
私がオーナーとして利用したアウラニ、マリオット・コオリナ・ビーチ・クラブ、マリオット・ワイコロア・オーシャン・クラブ、マリオット・カウアイ・ビーチ・クラブでは、セルフパーキングを無料で利用できます。
一方、MVCワイキキの駐車場は有料です。2026年8月時点の公式料金では、バレーパーキングが1日64ドル。7泊なら448ドルになります。

サンフランシスコのザ・リッツ・カールトン・クラブでは、事前に伝えれば駐車料金を無料にできると案内されました。ただし、このときはレンタカーを借りなかったため、実際には利用していません。
駐車料金の扱いは、施設や予約条件によって異なります。それでも、オアフ島で1日60ドルを超えることもある駐車場を無料で利用できれば、レンタカーを借りやすくなり、ハワイ旅行の行動範囲も広がります。

毎年の旅行を計画するきっかけになる
バケーションクラブを所有すると、毎年付与されるポイントをどこで使うか考えるようになります。
私たち夫婦にとって、次の旅行を計画することは日々の仕事や健康管理のモチベーションです。旅行の予定があることで、これからも元気に海外へ行きたいという気持ちが強くなりました。
デメリットと後悔しやすい理由
2026年8月にGoogleで「マリオットバケーションクラブ 後悔」と検索し、上位の記事や体験談を確認したところ、後悔はリゾートの品質より、購入前の想定と購入後の現実が合わなかったことに集まっていました。

初期費用と年間維持費の負担が大きい
MVCは高額な購入費に加え、購入後も年間維持費が続き、利用しない年も支払う必要があります。
さらに、日本から海外へ行くなら、航空券、食費、交通費、宿泊税なども必要です。円安になれば、維持費と旅行費の両方で日本円の負担が増えます。
購入代金を払えるかだけでなく、維持費が上がった場合にも旅行を続けられるかを考える必要があります。
人気施設や繁忙期は予約が難しい
ポイントを持っていても、希望する施設や日程を必ず予約できるわけではありません。
私たちは、特にハワイ旅行を約1年前から計画し、予約開始に合わせて手続きしています。それでもMVCのコオリナは人気があるため「取りにくい」と感じることがあります。
一方、ハワイ以外の旅行先や繁忙期を外した日程であれば、必ずしも1年前から予約する必要はありません。直前に必要ポイントが割引される場合もあるため、早期予約だけでなく、施設や日程を柔軟に選ぶ使い方もできます。
ただし、繁忙期の決まった日程や特定の施設・客室しか選べない人は、購入前に予約開始時期や空室の傾向を確認した方がよいでしょう。
生活が変わると使えなくなる可能性がある
購入時には毎年旅行するつもりでも、仕事、家族、介護、健康などによって生活は変わります。
旅行しない年も維持費はかかり、ポイントには期限があります。使わない年のポイントをどう扱うか、将来も期限管理を続けられるかを考えておく必要があります。
旅行スタイルによっては価値を感じにくい
MVCは、すべての旅行を安くする制度ではありません。
広い客室に連泊し、リゾートでゆっくり過ごす人には向いています。一方、毎日違うホテルを巡る人、ホテルは寝るだけでよい人、毎回最安値を選びたい人には、購入費と維持費が見合わない可能性があります。
売却や権利放棄まで確認する必要がある
土地付き所有権であっても、購入価格以上で売れる金融資産と考えない方がよいです。
私は売却益を期待していません。将来は家族・親戚が希望すれば譲り、希望する人がいなければ権利放棄をする予定です。
ただし、これは、これまでの旅行ですでに十分な価値を得られたと感じている私の考えです。購入前には、売却、譲渡、相続、権利放棄の方法と費用をご自身で確認してください。
説明会の勢いだけで購入しない
大きな買い物なので、最後に決断するための勢いが必要なことは、私自身も感じています。
ただし、勢いがあることと、無計画に購入することは違います。私はMVCの説明を聞いた当日には契約せず、翌日まで考えてから決めました。
説明会へ行く前に、次の点を整理しておくと判断しやすくなります。
- 誰と、どこへ、いつ、何泊くらいするか
- その旅行に何ポイント必要か
- 予約はいつからできるか
- 初期費用と年間維持費を長期で負担できるか
- 航空券や現地費用を含めても旅行を続けられるか
- 使わない年のポイントをどう扱うか
- 将来どのように手放せるか
基本は、生活費や緊急時に必要なお金を確保したうえで購入することです。多少の無理をする場合でも、将来の収支を考え、それでも旅行を続けられる範囲かを確認する必要があります。
私が参加したMVC説明会の内容、参加特典、申し込み方法は、マリオット・バケーション・クラブ説明会の記事で詳しく紹介しています。購入するかどうかを決める前の情報収集として活用してください。

バケーションクラブが向いている人・向いていない人
| 判断項目 | 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|---|
| 旅行頻度 | 少なくとも2年に1回、できれば毎年海外旅行をする | 海外旅行の頻度が少ない |
| 計画時期 | 人気施設は早めに計画し、それ以外は空室やポイント条件に合わせて調整できる | 特定の施設・日程しか選べず、予約方法を調整しにくい |
| 旅行時期 | 日程や客室をある程度調整できる | 繁忙期の決まった日程しか選べない |
| 過ごし方 | 広い客室で暮らすように連泊したい | ホテルは寝るだけでよい |
| ホテル選び | 同じリゾートを繰り返し楽しめる | 毎回違うホテルを自由に選びたい |
| 費用 | 購入後も維持費と旅行費を負担できる | 安いホテルを優先し、固定費を持ちたくない |
| 管理 | ポイントや予約期限の管理を楽しめる | 制度や期限の管理を負担に感じる |
特に重要なのは、リゾートで過ごす時間そのものに価値を感じるかです。
購入できるかだけでなく、所有後も旅行を続けられるかを考え、自分の旅行スタイルと将来の収支に合うかを判断してください。
DVCがきっかけでMVCも購入した理由
2016年にDVCを購入
私が最初に購入したバケーションクラブはDVCです。ディズニー・クルーズラインに興味を持ったことがきっかけとなり、2016年にアウラニをホームリゾートとする75ポイントを購入しました。DVCの説明会から購入に至った経緯は、別の記事で詳しく紹介しています。

購入価格は12,825ドル。当時の1ドル107円で換算すると1,372,275円です。現在と比べると、2016年はかなり安く購入できました。
購入前には初期費用と年間管理費を確認し、何年利用すれば購入費に見合うかも計算しました。その後、アウラニで実際にポイントを使い、バケーションクラブの価値を実感しました。
毎年1週間のハワイ旅行には75ポイントでは足りなかった
私たち夫婦は、基本的に毎年1週間ほどハワイへ行きます。しかし、DVCの75ポイントだけでは、毎年希望する滞在をまかなえません。
宿泊に使える規模の目安として、DVCの75ポイントはMVCでは約1000ポイントに相当します。現在のMVCでは、このような少額単位の販売は原則として行われていません。
それなら、不足分をその都度ホテルで補うより、以前から興味を持っていたMVCを購入した方がよいと判断しました。

マリオットは通常のホテルでも利用しており、ブランドに馴染みがあります。ハワイ以外にアジアなどの選択肢があることや、対象となるMVC宿泊がMarriott Bonvoyの年間宿泊実績に加算されることもメリットでした。
MVCの説明会では、DVCとは異なるポイント、予約、維持費、権利形態について一通り確認しました。その場では契約せず、翌日まで考えてから2022年10月に購入しました。
1,000ポイントでは足りず、2024年に追加購入
私は2022年10月、交渉によって通常の販売単位より少ない1,000ポイントでMVCを購入しました。
実際に利用するうちに、もっと広い客室へ泊まり、滞在日数も延ばしたいと思うようになりました。ハワイだけでなくアジアでも使う計画があったため、2024年10月に1,000ポイントを追加購入しています。
現在は年間合計2,000ポイントを所有しています。
宿泊規模の目安としてDVCに置き換えると、MVCの2,000ポイントはDVCの約150ポイントに相当します。私が所有するDVCは75ポイントなので、MVCの追加購入によって利用できるバケーションの規模は大きく広がりました。
私にとってバケーションクラブは、単にホテル代を安くするものではありません。将来の宿泊を先に準備し、夫婦で旅行を続けるための仕組みです。

ハワイに自分たちのヴィラがあるような感覚、次の旅行を計画する楽しみ、オーナーとしての満足感まで含め、購入した価値があったと感じています。
DVCとMVCの実際の活用方法
DVCはアウラニを中心に利用

2026年時点で、これまでアウラニにはDVCポイントで8回宿泊しました。
直近では2026年5月に、1ベッドルームのスタンダード・ビューへ2泊しています。スタンダード・ビューとして予約した客室でしたが、実際には海も見えました。

特に印象に残っているのは、高層階の1ベッドルームヴィラ、オーシャンビューに3泊したときです。アウラニではキャラクターに会い、リゾート全体でディズニーの世界観を楽しめます。
アウラニでミッキーたちと過ごした宿泊体験は、写真付きの宿泊記にまとめています。

今後は、ディズニー・クルーズラインでDVCポイントを使うことも考えています。
MVCはハワイと世界のリゾートで利用
MVCでは、コオリナ、カウアイ、ワイキキ、バリ、サンフランシスコ、ワイコロアなどに滞在しました。
なかでも印象に残っているのは、サンフランシスコのザ・リッツ・カールトン・クラブで過ごした1週間です。1ベッドルームとフルキッチンがあり、高級ホテルへ短く泊まるのではなく、現地で生活するように過ごせました。



2026年は、プーケットの2ベッドルーム4泊を1,020ポイント、2027年は、コオリナの1ベッドルーム・オーシャンビュー7泊を3,675ポイントで予約しています。


DVCとMVCを使い分ける
DVCは、アウラニでディズニーの世界観を楽しむために使っています。MVCは、ハワイ以外も含め、広いヴィラでゆっくり過ごす旅行に使います。

同じハワイ旅行で両方へ泊まる場合は、それぞれ3泊程度を組み合わせることが多いです。希望するMVCが取れないときはDVCへ切り替えるなど、2つあることで予約の選択肢も増えました。
ある年はMVCを使い、DVCポイントを翌年へ繰り越して、次の年にアウラニでよい客室へ長く泊まることもあります。ポイントをどう使うか考えること自体が、私にとって旅行の楽しみです。

よくある質問
バケーションクラブとタイムシェアは同じですか?
同じ意味で使われることもありますが、権利の内容は一つではありません。
従来型には、特定の施設や週を利用する週権利があります。現在は、旅行先、日数、客室をポイントで選ぶ契約もあります。
名称だけで判断せず、所有権か利用権か、週権利かポイント権利か、契約期限があるかを確認してください。
ポイントを使い切れない年はどうなりますか?
DVCとMVCには、使わないポイントを翌年へ繰り越す仕組みがあります。翌年分を前借りし、複数年分をまとめて使うこともできます。
ただし、申請期限や有効期限があります。細かな条件はクラブと契約によって異なるため、利用年度ごとに確認が必要です。
オーナーになれば必ず希望日に予約できますか?
いいえ。ポイントを所有していても、希望日や希望する客室の空室は保証されません。
人気施設や繁忙期は早く予約が埋まることがあります。特にハワイの人気施設へ希望日に泊まりたい場合は、予約開始時期の確認が大切です。
一方、すべての予約を早く取る必要があるわけではありません。施設や時期を柔軟に選べる場合は、直前の空室を通常より少ないポイントで予約できることもあります。
年間維持費以外にも費用はかかりますか?
施設や予約方法によって、宿泊税や手数料などがかかる場合があります。
私がMVCポイントでワイコロアへ4泊したときも、宿泊料金とは別に税金を支払いました。旅行には航空券、交通費、食費なども必要です。
バケーションクラブは結局お得ですか?
誰にとっても得とはいえません。
毎年または定期的に海外旅行をし、広いヴィラへ連泊し、空室や必要ポイントに合わせて旅行先・日程を調整できる人なら活用しやすいと思います。一方、旅行頻度が少ない人や、安いホテルで十分な人には、購入費と年間維持費が負担になる可能性があります。
私はDVCとMVCを購入し、MVCは追加購入するほど満足しています。ただし、その価値には宿泊料金だけでなく、広い客室、夫婦で過ごす時間、旅行を計画する楽しみも含まれています。
まとめ

バケーションクラブは、リゾートを利用する権利を購入し、毎年の旅行へ活用する仕組みです。
MVCのポイント権利では、毎年付与されるポイントを使い、旅行先、宿泊日数、客室を選びます。広いヴィラで暮らすように滞在できる一方、購入費、年間維持費、予約条件、ポイント期限、手放し方まで理解する必要があります。
私は2016年にDVCを購入したことをきっかけにバケーションクラブの価値を知り、MVCも購入しました。現在はDVCとMVCを使い分け、後悔するどころかMVCを追加購入するほど満足しています。
ただし、すべての人に合うものではありません。説明会の勢いだけで決めず、今後の旅行計画と長期的な収支を確認したうえで、自分の旅行スタイルに合うかを判断することが大切です。
MVCの説明会でもらえる特典や参加条件を確認したい方は、マリオット・バケーション・クラブ説明会の記事も参考にしてください。







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