
結論から申し上げると2021年8月現在は、SPGアメックスカードをポイントサイト経由で申し込むのは「損」です。
ポイントサイトからの入会/申込みの方がお得なケースも「稀」にありますが、これはほぼ例外でポイントサイトの利用は「損」と考えた方がよいでしょう。
この記事では、SPGアメックスの入会方法について、ポイントサイト経由とアメックスの入会キャンペーンを比較し、それぞれのメリット/デメリットを詳しく解説しています。
目次
SPGアメックスカードの入会/申込み方法は3種類
SPGアメックスカードの入会/申込みは方法は大きく3種類あります。
①通常キャンペーン | アメックスのオフィシャルサイトからSPGアメックスカードに入会/申込みすると、もれなくこのキャンペーンが適用されます。 |
②アメックス紹介プログラム | アメックスの既存会員からの紹介でSPGアメックスカードに入会/申込みした場合に適用されるキャンペーン |
③ポイントサイト経由 | ポイントサイト経由でSPGアメックスカードに入会/申込み。この場合、ポイントサイトからの成果報酬と①の通常キャンペーンが適用されます。 |
まずは上記の3種類があることをご理解下さい。
そして、それぞれの入会方法で獲得できるポイント種類とポイント数は以下の通りです。
ポイントの種類 | ①通常キャンペーン | ②紹介プログラム | ③ポイントサイト |
マリオットボンヴォイポイント (ボーナスポイント) |
30,000pt | 36,000pt | 30,000pt |
マリオットボンヴォイポイント (通常ポイント) |
3,000pt | 3,000pt | 3,000pt |
各ポイントサイトのポイント | 0pt | 0pt | 2,000pt (+α) |
合 計 | 33,000pt | 39,000pt | 35,000pt+α |
ここではっきり言えることは、通常キャンペーンの入会/申込みは、絶対に損ということです。間違っても通常キャンペーンからの入会/申込みは行わないようにしましょう!
そして、カードを10万円利用することで獲得できるポイントが通常ポイント(100円毎=3ポイント)と分類しています。
どちらのポイントもマリオットボンヴォイポイントですので、ポイント獲得後は合算されて同じポイントとして利用できます。
しかし、SPGアメックスカードの入会/申込みで獲得できるポイント数は、ほぼ「2,000pt」で固定となっています。
稀にこのポイント数が跳ね上げるケースがありますので、その点について後程詳しく記載致します。
③ポイントサイトについてはマリオットボンヴォイポイント+各ポイントサイトのポイントが獲得できます。
ポイントサイトと紹介プログラムでは獲得できるポイントの種類が違う
ポイントサイト経由で獲得できるポイントと紹介プログラムで獲得できるポイントは、獲得できるポイントの種類が違うのでその点についてお伝えします。
紹介プログラムで獲得できるポイントは全てマリオットボンヴォイポイント
紹介プログラムで獲得できる39,000ptは、全てマリオットボンヴォイのポイントとなります。
マリオットボンヴォイポイント | |
ボーナスポイント | 通常ポイント |
36,000pt | 3,000pt |
ポイントサイト経由で獲得できるポイントはマリオットボンヴォイポイント+各ポイントサイトのポイント
ポイントサイトから申し込んだ場合は、マリオットボンヴォイポイントとポイントサイトの2種類のポイントがあります。
マリオットボンヴォイポイント | 各ポイントサイトのポイント | |
ボーナスポイント | 通常ポイント | ポイントサイト |
30,000pt | 3,000pt | 2,000pt |
各ポイントサイトのポイントは、ポイントサイトを利用する時期によりも獲得できるポイント数が変動します。2020年1月現在は、ほぼ全てののポイントサイトの成果報酬ポイントが2,000ptですので、ここでは2,000ptと記載しています。
・全てマリオットボンヴォイポイントなのか?
・マリオットボンヴォイポイント+ポイントサイトのポイントなのか?
で、損得の考え方が違ってきますので、この点を頭に入れておいてください。
ポイントサイトの成果報酬は変動する
ポイントサイトの案件は利用する時期により成果報酬ポイントが変動します。
成果報酬が10,000ptという時も過去にはありました。
このように、ポイントサイトの成果報酬ポイント数により、紹介キャンペーンとポイントサイトとでどちらが得なのかは変動します。
しかし、SPGアメックスカードのポイントサイトでの成果報酬ポイントは、ほぼ2,000ptに固定されています。過去にポイントサイトの成果報酬が10,000ptということもありましたが、よほどのイベントがない限りこのような成果報酬ポイントは出てきません。
よって、ポイントサイト経由の場合は、基本的には下の表のように、マリオットボンヴォイポイント33,000ptとポイントサイトのポイント2,000pt、合わせて35,000ptを獲得できるのがほとんどです。しかし、時期により「+α」がある場合もあります。
ボーナスポイント | 通常ポイント | ポイントサイト | 合計 |
30,000pt | 3,000pt | 2,000pt(+α) | 35,000pt(+α) |
ご参考 - 2021年8月現在のSPGアメックスカードのポイントサイト成果報酬 -
ポイントサイト | 成果報酬 |
fa-external-link-squareモッピー | 2,000pt |
ハピタス | 2,000pt |
ちょびリッチ | 2,000pt |
ポイントインカム | 2,000pt |
ECナビ | 2,000pt |
Gポイント | 1,000pt |
げん玉 | 2,000pt |
ご覧のように、2021年8月現在のポイントサイト成果報酬はほぼ2,000ptです。
損益分岐点を考える
ポイントサイトの成果報酬は、利用する時期により変動するため利用するタイミングよって損益分岐点も変わってきます。損益分岐点は一体どこなのかを考えてみましょう!!
前提事項
まず、前提として、以下の2点をご理解ください。
そして通常キャンペーンで獲得出来る入会ポイントは33,000p、紹介プログラムで獲得出来る入会ポイントは、39,000pです。
つまり、ポイントサイト経由で入会する場合は、通常キャンペーンしか利用できません。
まず、この2点を前提条件としてご理解ください。
損益分岐点の検証
SPGアメックスカードの2つの入会キャンペーンの差は、通常キャンペーンが33,000pt、紹介プログラムが39,000ptですので、紹介プログラムの方が6,000pt多くポイントを獲得することができます。
一方、ポイントサイト経由で入会する場合は、通常キャンペーンで獲得できる33,000ptにポイントサイトの成果報酬ポイントがプラスαで付きます。
単純に獲得できるポイント数だけで考えた場合、ポイントサイトの成果報酬ポイントが6,000ptであれば、紹介プログラムと同じポイント数になりますので、ポイントサイトの成果報酬ポイントが6,000pt以上かそれ未満かが一つの目安(損益分岐点)となります。
ポイントサイトの成果報酬が6,000ptの場合の損益分岐点を考える
ポイントサイトの成果報酬ポイントが6,000ptだった場合、紹介プログラムとポイントサイト経由では、同じポイント数をもらう事ができますが、この場合はどちらを利用するのがお得でしょうか?
損益分岐点を考える上で、重要なことはポイントの種類です。
ご自身のポイント種類に対するニーズをご自身で整理することが大切です。また、ポイント種類ごとの価値を理解しておく必要がありますので、その点について説明します。
まず、33,000ptの部分は、いずれもマリオットボンヴォイのポイントですので、33,000ptを超えた部分、つまり6,000ptをどの種類のポイントでもらう方がご自身にとってお得かを考えましょう!
紹介プログラムで入会した場合、33,000ptを超える6,000ptの部分はマリオットボンヴォイのポイントです。そして、ポイントサイト経由の場合は、利用したポイントサイトのポイントとなります。

このように、マリオットボンヴォイのポイントとポイントサイトのポイント、ご自身にとって
どちらが価値があるのか?
どちらにニーズがあるのか?
を考える必要があります。
どちらに価値があるのか?、ニーズがあるのか?は、人それぞれ答えが違いますので、正確はありません。答えはご自身で判断して頂くことになりますので、判断する材料として、次はそれぞれのポイントのメリット/デメリットをお伝えします。
ポイントサイトで獲得できるポイントのメリットとデメリット
- 現金に1p=1円の価値で交換可能(最低交換ポイント数の条件あり)
- 電子マネーに1p=1円の価値で交換可能(最低交換ポイント数の条件あり)
- ANAマイルへの交換率75%(TOKYUポイントルート)
- 複数のポイントサイトに会員登録が必要
- ANAマイル交換率75%で交換するには、別途、TOKYUカードを発行する必要がある
- マイルに高交換率(75%)で交換するには、いくつかのポイントサイトを経由するなどの手続きが必要で時間も掛かる
- ANAマイル以外のエアマイル交換は交換率が悪い。または交換できない
- ポイントの有効期限は1年(1年間ログインがない/ポイントの移動がない場合など)
ポイントサイトのポイントとマリオットボンヴォイポイントが同じポイント数の場合、ANAマイルに交換することや現金や電子マネーに交換することが、ニーズとして高い人はポイントサイトを利用した方がお得です。
マリオットボンヴォイポイントのメリットとデメリット
- ポイントを利用してマリオットボンヴォイ参加ホテルに無料宿泊や割引宿泊が可能
- ポイントは40社以上のエアマイルに交換可能(JAL/ANA)含む(3pt=1マイル)
- ホテルの無料宿泊に利用した場合のポイント価値は0.3円〜0.5円程度だが、ゴールドエリート特典の客室アップグレードを加味すれば0.8円〜1円以上となりポイント価値が高い
- ポイントの有効期限は実質無期限
- ポイントの利用方法は、エアマイルかホテルの宿泊にほぼ限定される。
- エアマイルやホテルの宿泊が目的ではない場合はSPGアメックスカードを発行する意味がない
- ANAマイルへの交換率に限っては、ポイントサイトに劣る。(マリオットボンヴォイ6,000pt⇒2,000マイル、ポイントサイト6,000pt⇒4,500マイル)
ANAマイルへの交換率以外は、あまりデメリットは見当たりません。40社以上のエアマイル、無料宿泊や割引宿泊に柔軟に対応できるマリオットボンヴォイポイントはとても優秀だと思います。
まとめ
それぞれのメリット/デメリットを記載しましたが、参考になりましたでしょうか?
『ANAマイルに多く交換したい』
『現金や電車マネーに交換したい』
というニーズが高い人は、ポイントサイトの利用を検討したた方がよいかもしれませんね。
一方、
『ホテルに無料宿泊したい』
『安くホテルに宿泊したい』
『ANA以外のマイルにも交換したい』
というニーズが高い人は、ポイントサイトの成果報酬がよほど高くない限り紹介プログラムからの入会がお得(=ニーズに合っている)です。
ただ、上記はあくまでもポイントサイトの成果報酬が6,000ポイント以上の場合です。現在のポイントサイトの成果報酬は2,000ポイント固定状態ですので、やはり、紹介プログラムの利用が最もお得です。
SPGアメックスのお得な入会/申込み方法
SPGアメックスカードに新規入会をご検討の方は、既存のアメックスメンバーからの紹介での新規入会が最もお得です。
既存のアメックスメンバーからの紹介の場合は、
≪3カ月以内に10万円以上利用で39,000pt≫
がもらえます。
SPGアメックス | 紹介プログラム | 通常入会 |
3ヶ月以内に10万円利用のボーナスポイント | 36,000ポイント | 30,000ポイント |
10万円利用の通常ポイント | 3,000ポイント | 3,000ポイント |
合 計 | 39,000ポイント | 33,000ポイント |
既存のアメックスメンバーからの紹介なしで、新規入会した場合の特典は《3ヶ月以内に10万円利用で30,000ポイント》となりますので6,000ポイント損してしまします。
お知り合いにアメックスメンバーの方がおられない場合は、わたくしからのお友達紹介をご利用頂けます。下記の「SPGアメックスの紹介キャンペーンを申込む」をクリックして頂き、ご利用して頂けると幸いです。
SPGアメックスカードの特典と魅力
- 毎年マリオット ボンヴォイのホテルに除外日無で無料宿泊の特典(1室2名)
- ゴールドエリートのステータス自動付与
- ゴールドエリートステータスの特典で部屋のアップグレード
- ゴールドエリートステータスの特典でレイトチェックアウト(14:00)
- ゴールドエリートステータスの特典でSPG/マリオット系ホテルやレストランで1米ドル利用ごとにボーナスポイント12.5pもらえる(ボーナスポイント50%UP)
- 毎日の生活でカード利用100円ごとに3ポイント貯められる
- ポイントをANA・JALを含む40の航空会社マイレージ移行可能
- 航空会社マイレージの移行は、「手数料なし」「年間の交換上限なし」
- ほとんどの航空会社マイレージへの移行は、1.25%の還元率(ANA/JAL含む)
- ポイントを利用して無料宿泊又は割引宿泊
- ポイントは『無期限』『有効期限なし』
- アメリカン・エキスプレスが提供する豊富な特典を利用可能